ホースシュー

ホースシュー(蹄鉄)は、馬や牛など動物の蹄に装着するU字型の製具です。
野生の動物は、日々の過酷な環境に対応する為、蹄も固く頑丈になっていきますが、家畜は限定された環境の中で過ごすため、蹄が弱くなります。この、傷に弱く柔らかい蹄を守る物として発明されました。

ホースシューはネックレスや指輪などの人気モチーフですが、昔から多くの国でお守りとして親しまれてきた事の影響と言えるでしょう。
扉に蹄鉄をぶら下げると魔除けになると信じている地域があります。
鉄尾が扉に留められていたら幸運が舞い込み、両端が下を向いていると不運が舞い込むと言われています。

このような風習の起源には諸説あります。
◎ケルト人がダーナ神族を鉄器と騎馬で打ち倒したため、異界人は鉄を嫌うという伝承から、幸運をもたらすという風習が残ったという説。
◎鍛冶屋の聖ダンステンが悪魔から蹄鉄の修理を頼まれた際、悪魔の足に蹄鉄をくぎで打ち付け、扉に蹄鉄が留められているときは絶対中に入らないと約束させた事から悪魔よけとなった説。
◎女性器の象徴を外壁に飾ると悪魔が目をそらし家に入らないという風習があり、蹄鉄が女性器を象徴したので悪魔よけとして幸運のシンボルになったという説。
◎蹄鉄に打つくぎの数が7つだったのでラッキーセブンということで幸運のものになった説。
などがあります。

他にも、馬は人を踏まない事から日本では交通安全のお守りとなっています。